かつて近鉄特急と呼ばれた選手

読売ジャイアンツの鈴木尚広選手が2014年に代走で通算106盗塁を決め代走の盗塁記録を更新しました。ではそれまで代走の盗塁記録を持っていた選手は誰でしょうか。それは近鉄バファローズの藤瀬史郎選手でした。藤瀬選手は大学までは野球はやっていたもののアマチュア時代は無名の選手で、近鉄バファローズの入団もたまたま見つけた入団テストの募集広告で近鉄ファンの藤瀬選手は興味本位で受けたのが事の始まりでした。中学時代も野球をやりながら陸上の大会にもかり出されるほど足の速かった藤瀬選手は一次試験の50m走でも自慢の足を披露し、なんと2次試験以降を待たずに合格、ドラフト外で入団します。 ちなみに噂などでは学生時代は陸上部に所属していたなどとありますが、それは噂に過ぎず本人は一貫して野球部に所属していたとのことでした。プロ入り2年目から西本幸雄監督に見出され主に代走要員、足のスペシャリストとして活躍します。そして付いたあだ名が「近鉄特急」という鉄道会社の親会社がもつ最上級列車と同じ呼び名がつけられることになりました。そして1979年近鉄初優勝の年には27盗塁、成功率は実に90%と驚異の成績で優勝に貢献します。 その年の日本シリーズ第7戦はあの「江夏の21球」として有名で藤瀬選手もあの場面代走として出場し盗塁を決めその物語に名を連ねてます。オールドファンの中には今でも足のスペシャリストといえばこの藤瀬史郎選手を思い出す人もいるといるのではないでしょうか。